個人信用情報機関に照会する

個人信用機関へ利用履歴を問い合わせる

スコアリングと同時に、各クレジットカード会社は、個人信用情報機関に申込者の過去のクレジットカード利用履歴を 問い合わせます。過去に延滞や不払いなど、何らかの金融トラブルを起こしたことのある人は、同じことをする可能性が高い、 と予想できます。支払い計画をしっかりと立てて、その通りに支払うことは一般的にはそれほど難しいことではありません。 何かしらの事件が起きたり、特別な理由があって支払いができないのであれば別ですが、そうでない場合、 支払い意志に問題ありと見なされます。

また、既に支払い能力を超えるような債務を抱えているとクレジットカードが判断した場合は、過去の返済に問題がなかったと しても申し込みは却下されます。支払いが不可能になるかもしれない人に新規にクレジットカードを発行することは、 クレジットカード会社にとっても、その人本人にとっても不幸なことになります。

クレジットカードの有効期限はなんのため？

スコアリング、さらに個人信用情報機関への照会という手順を踏んで、問題がなければクレジットカードが発行されます。 さらに、このような申し込み時点の審査だけではなく、クレジットカードの更新時などに再度審査をおこなう途上与信も おこなわれます。クレジットカードに有効期限があり、数年に一度クレジットカードを更新するのは、途上与信のためなのです。 住所や勤め先などが変わったにもかかわらず届け出をしていない人などを確認する意味もあります。

上記のような事務処理上必要な途上与信に加え、カード会員の利用状況をみて、多額に債務が増えている場合や不都合と 思われるような使い方をしている場合、更新を見合わせることもあります。

審査はカード会社によって大きな違いがある

以上が一般的な審査の方法ですが、申し込み時の審査も途上審査も、各社様々で、かなりの違いがあるようです。 信用情報機関に照会するタイミングもスコアリングをしてからだったり、先に情報機関に照会をすませてからだったり 各社様々です。スコアリングの方法もカード会社によって様々です。

そのため、申込者の属性によって通りやすいカード、そうでないカードというものができてしまうのです。主婦の方に 甘いカード、自営業の方に甘いカード、そして無職でも通ってしまうカードなどがあるのです。