ブラックリストと多重債務の関係について

ブラックリストとは？

返済が長期間滞ったり、貸し倒れになってしまったり、自己破産したりといった、著しいマイナスな情報が登録されることを 「ブラックリストに掲載される」と一般的にいうのです。もちろん、ブラック情報が掲載された人を集めたリストがあるわけでは ありません。以下、具体的にブラックリストとはどのようなものか解説をしていきます。

クレジットカード利用履歴の記録

現在、クレジットカード会社や消費者金融会社などからお金を借りたり、クレジットでショッピングをした場合、その利用データや 履歴はコンピュータに登録され、管理され、必要があれば照会されることになります。相手はコンピュータなので、 返済日を一日忘れただけであっても、しっかりと「一回遅延した」というクレジット・ヒストリーを記録します。 （1回、しかも短期間遅延しただけで、事故情報になるわけではありません。）そのような大量のクレジットの利用記録を集中的に収集し、 管理しているのが、個人信用情報センターなのです。

情報センターに登録されている情報

個人信用情報センターに登録されている情報は

1. 氏名、生年月日、住所、電話番号などの「利用者個人を識別する情報」
2. 取引の種類、消費者ローン取引情報（使途、形態区分、金額、実行日、最終返済日）、月末現在での残り債務額などの「与信に関する情報」
3. 金融事故内容（延滞や延滞回収、代位弁済、強制解約、取引停止など）や延滞・延滞回収の月末日現在の残り債務額などの「事故情報」
4. 照会記録などの「その他情報」

です。 平たくいってしまえば、誰が、どんなローンやクレジットを利用して、支払い状態はどうだったのか？という情報です。

ブラックリストってなに？

上記の3番、事故情報の項目で、返済が長期間滞ったり、多重債務になっていたり、貸し倒れになってしまったり、自己破産したりといった、 著しいマイナスな情報が登録されることを「ブラックリストに掲載される」と一般的にいうのです。もちろん、ブラック情報が 掲載された人を集めたリストがあるわけではありません。

事故情報（＝ブラック情報）の登録される期間は信用情報センターによって、また登録内容によって異なりますが、通常は5年から 7年間登録され続けることになります。自己破産に関しては10年間登録され続けます。ですので、その間は新規にローンを組んだり、 クレジットカードを利用することはできません。

登録情報の確認

自分自身の登録情報は、各個人信用情報センターに出向くか、または郵送で確認することができます。そしてそのための費用は 無料です。 開示の方法などについては個人信用情報機関についてのページを参照してください。